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最近日本で「海外移住」という言葉を目にする機会が増えているようだ。インターネットで検索してみても、アジアなどを中心に海外移住を勧めているブログも多いし、「海外脱出」などという言葉を使っているものもある。

いろんな情報があって当然なのだが、海外移住をした人がそれを勧める内容や、海外移住を計画している人の情報もあるし、海外移住をするためにはこんな条件が整っていなければならない、という情報もある。

海外移住についてはいろいろ書きたいこともあるけれど、それに関する情報をネットで見ていて一番思うのは、「いろんな人がいろんなことを言うけれど、やりたいことがあるのなら一度やってみてもいいのではないか」ということだ。

例えば、「海外移住するためには手に職を持っているほうが得だ」とか、「学歴が無いと仕事も無い」とか、「英語は必須」とか、いろんな情報がある。それぞれの情報は、大雑把に言えば全て正しい。けれど、その情報が自分自身に当てはまるかどうかはわからない。つまり、それらの情報を自分の重要な判断の材料にできるかどうかは、人によって違う。

私もニュージーランドで暮らして16年目だけれど、ニュージーランドに移住したときには、手に職もなかったし英語もできなかった。それでも何とか多くの人達に助けられて今までニュージーランドで暮らすことができている。もし私がニュージーランドに移住しようと日本で考えているときに、「海外移住するためには手に職を持っているほうが得だ」「英語は必須」などという情報を目にしていたなら、今の生活はなかったかもしれない。

情報を集めることは大切だ。それも最新で正確な情報を集めることが重要だ。でも、膨大な情報がまさにあふれている状況では、それらの情報を取捨選択し、自分自身で考えて判断して、そして行動することのほうが大切だろう。

未知の分野の情報を取捨選択することはとても難しい。特にネガティブな情報を捨てたり優先順位を下げるのは勇気が要る。でも、集めた全ての情報を考慮しようとすれば、海外移住など大きな決断を下すことはできないだろう。自分の判断で取捨選択されていない情報に囲まれていたら、とても決断などできない。決断できなければ、海外移住したいなぁー、と言ってネットを眺めているだけで時間が経ってしまう。

だから、情報があふれているからこそ、情報だけにかかわっている状態から抜け出して、自分の体を使って行動してみることが大切だ。いろんな人がいろんなことを言う。でも、自分はこう考えてこう判断した。だから、今こういうふうに行動しているのだ、というのが、海外移住に限らず、情報の海の中で大きな決断をして行動するときに必要なプロセスだと思う。