ニュージーランド現地無料留学エージェント

ニュージーランドのアラートレベルがLevel 1 になり、世界に先駆けて、新型コロナウイルスの感染拡大前とほぼ同じ生活ができるようになって、2週間が経つ。

学校も、ショッピングモールも、スポーツも、イベントも、飲食店も、職場も、何もかもが以前とほぼ同じだ。会えばみんなハグや握手をするし、フィジカルディスタンスは取らなくてもいいし、マスクは誰もしていない。

先週の日曜日天気が悪かったので、家族みんなで家で過ごした。その日寝る前に一日を振り返ってふと思った。その日は一日中ロックダウン中とほとんど同じ過ごし方だったのに、気分がまったく違った。

なぜだろう?

朝起きてから寝るまで、家族全員で家にいた。ロックダウン中とまったく同じ場所で、同じ人達と、同じ時間の過ごし方をした。でも、気分がまったく違った。

ロックダウン中はどこか緊張していたし、不安もあったし、常に頭のどこかでロックダウンのことを考えていた。けれど、先日の日曜日は、緊張もせず、不安もなく、ロックダウンのことなど考えもしなかった。

目に見えるもの、触れているもの、聞こえるもの、食べるもの、移動する範囲などすべてが同じだったのに、気分が違った。そしてその結果、行動もどこか違っていた。

やはり人間は、「自分の生活の外側」の状況を頭の中で考えて、その状況に合わせて振る舞うのだろう。無意識に、目の前にないもの、触れることができないもの、実際に耳では聞こえないもの、などを感じて、それをもとに考え、振る舞う。

自分の生活の外側がロックダウン中だと考えると、家の中で安全に過ごしていても、ロックダウンの世界で暮しているように振る舞う。ロックダウンが終わると、同じように家の中にいても、ロックダウンとは関係なく振る舞う。

もしそうであるならば、自分の周囲から五感で感じる部分ではなくて、生活の外側にある情報によって、感じることが変わり、考えることが変わり、その結果振る舞いも変わる。言い換えると、バーチャルな情報が、人間の振る舞いを変える。

では逆に、振る舞いを変えようと思ったら、自分の中に取り入れるバーチャルな情報を変えてやればいいのだろう。今はこんな状況だ、五感で感じない環境はこうなっている、あるいは、将来はこんな世界になる、自分はこれからこんなところで生活をする、などとバーチャルな状況を自分の頭の中に作り上げれば、その結果振る舞いが変わる。

そうであるならば、自分の振る舞いを変えるのは、自分の頭の中のバーチャルな情報だということになる。

目の前の五感で感じるリアルな環境よりも、頭の中にあるバーチャルな情報が、人の振る舞いを変える。このことについては、もう少し深く考えてみたいと思う。

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