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ニュージーランドでロックダウンが始まって約4週間。

多くの人はこの期間ずっと家にいた。その結果、感染が確認された人の数は日に日に減ってきている。

ロックダウン始まる時、NZ首相がアナウンスしたのは、「Stay Home」 に加えて「Stay in Your Bubble」というメッセージだった。

学校も仕事も休みなので、みんな家や滞在先にいる。その滞在している同じところで暮らす人たちが一つの「Bubble (バブル)」だ。その「Bubble」の中にずっといましょうというメッセージだ。

たとえば 、お父さんとお母さんと子ども二人の家庭なら、その4人で一つの「Bubble」だ。

留学生がステイしているホームステイでは、その留学生も含めてホストファミリーが一つのBubbleだし、高校や大学の寮に滞在している場合は、そこの寮生と寮監督全員で一つのBubbleだ。

たまに散歩や買い物に行く時などは、一つのBubbleの中の人は一緒に行動してもいいけれど、他のBubble とは接触してはいけない。

とてもわかりやすい。

だから、家族でも別々に暮らしている人は会えないし、友達を訪ねることもできない。

この「Bubble」という言葉を使ったメッセージが、結果的に、人と人との接触を最小限に減らす大きな役割を果たしていると思う。

そして、この4週間、滞在先で「Bubble」についてゆっくりと考えた人も多かったと思う。 Stay Home、Stay in Your Bubble と言われると、今一緒に暮らしているこの人たちが一つのBubbleなんだ、という意識がとても強くなる。そしてそのBubbleの中の結びつきも強くなるだろう。

ロックダウンが解除されると、他のBubble との接触もだんだんできるようになるだろう。でも、この4週間ひとつのBubbleの中で暮らしていた経験は、ニュージーランドの人たちに少なからず影響を与えるだろうし、その意識はずっと持ち続けるだろう。

そして、まったく以前と同じ生活に戻った時でも、その時の一つのBubbleと、その大切さ、そしてその時の生活について、何度も思い出すと思う。