留学生のゴールセッティング

弊社では長期の中学高校留学生達に、年度のはじめにゴールセッティングをしてもらっている。

今年の一年のゴール に加えて、5年後10年後20年後の大きな夢や目標も考えてもらう。遠くの夢や目標は具体的でなくても構わないし、叶うか叶わないか、到達できるかどうかも 関係なく、今思っている大きな夢や目標を、何でもいいので考えて書いてもらう。

そしてそこから、今やるべきことは何なのか、この一週間そして今日何をしなければならないのかを具体的に考えて、それもゴールセッティングに含めてもらう。

ほとんどの留学生は、一週間から二週間かけて、一生懸命考えて書いてきてくれる。わたしたちはそれを見ながらいろいろと質問して、ゆっくりと話をして、ゴールセッティングを一緒に完成させる。

自分一人で考えることもできるだろうけれど、誰かに見せて一緒に話をして完成させるのも、一つのポイントなのだと思う。自分の夢や目標を文字にすることで、それらが具体的になるし頭の中が整理される。また、もしかしたらわたしたちのアドバイスが少し役に立つかもしれない。

彼ら彼女らとゴールセッティング の話をしていていつも思うのは、この留学生達はすごいなあということだ。十代の人達が、10年後20年後のことを漠然とでも考え、そこに大きな夢や目標を設定し、そこから今年のゴールを具体的に考えて、その上で今日やるべきことを具体的に文字にする。

毎年この時期に長期の中学高校留学生たちと一緒にゴールセッティングをするけれど、もちろん毎年ゴールがどんどん変わる人もいる。それは1年間の留学生活の成長の結果でもある。逆に、留学当初から何年も20年後の目標は変わらないという人もいる。それは成長していないということではなく、目標がぶれていないということだろう。

このブログでも 紹介したけれど、ロトルアボーイズハイスクールで4年間ラグビー高校留学をした後、今年から神戸製鋼にプロとして入団した 濱野隼大君は、留学初年度から、将来はプロのラグビー選手として活躍することを目標としていた。 中学生の時からの大きな夢を、4年間の留学の後、彼は実現したのだ。本当にすごい人だと思う。

一人一人の留学生にゴールセッティングを考えてもらい、それをもとに話をして、それをまとめて日本の保護者の方にご報告する。 それにはやはり一人2時間以上かけるけれど、これで、今年一年の留学生活が少し変わってくれればと思っている。

これから、彼ら彼女らが自分で考えたゴールに向かって少しでも進んでいけるように、またサポートしていきたい。応援しています!

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