私達の現地サポートのやりかた
ニュージーランドの現地でサポートしている中学高校留学生達には、日常生活でのこまごまとしたサポートはもちろんだけれど、留学年数や個人個人に応じて、留学生活全般について、進路について、将来の夢について、そしてたまには人生についてなど、我々からアドバイスをする。
留学初年度は英語力もあまりないので、通訳を兼ねたサポートも必要だけれど、2年目、3年目、4年目となってくると、留学生も英語でコミュニケーションができるようになるので、通訳だけのサポートはほとんど要らなくなる。でも、それに代わって、精神的な部分や教育的な部分でのサポートがとても大切になってくる。
ニュージーランドで中学高校留学生の現地サポートを始めてから12年ほど経つけれど、最近では、中学高校留学生のほとんどの親御さんの年齢は、私達よりも若くなってきた。だから、留学生は、親よりも年上の人からいろんなサポートやアドバイスを受けることになる。
そうするとやはり、私達の言うことには「はい、わかりました」と素直に聞いてくれる留学生が多くなる。「うーん、でも、」と自分の意見をぶつけてくる人は少ない。
そこで私達が気をつけなければならないのは、サポートやアドバイスが一方通行にならないようにすること、また、我々のサポートやアドバイスはいつも正しくて留学生達はそれを素直に聞き入れるべきだ、という間違った思い込みを捨てることだ。
もちろん私達も、それぞれの留学生個人個人のことを理解しようと努めた上で、自信を持ってサポートやアドバイスをする。けれど、私達のサポートやアドバイスがいつも正しいとは限らないし、私達が留学生のことを全てわかっているわけではない。
だから、私達は、それぞれの留学生と一緒に考えて行くというスタンスを取る。
できるだけのサポートとアドバイスはするけれど、それが正しいとは限らないし、適切かどうかもわからない。だから、留学生と一緒に考えて、もっともいい道を見つけて行きましょう、というスタンスだ。
だから、留学生の親御さん達ともコミュニケーションを取って、ご意見を伺いそれらを参考にして留学生と話をする。また、学校の先生やその他の関係する方々の話もできるだけ聞いて、サポートやアドバイスをする。
ものすごくアナログで、時間もかかるけれど、それが十代の中学高校生にとって最もいい現地サポートの方法だと私達は思っている。
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