I don't know
ニュージーランドで留学生が戸惑うことに一つに、「I don't know」がある。
次の全校集会がどこであるのか先生に聞いても「I don't know」と言われる。ラグビーの練習が今日の放課後にあるのかチームメイトに聞いても「I don't know」と言われる。ホームステイマザーに週末の予定を木曜日に聞いても「I don't know」と言われる。
「なぜ知らないの?」と思う。そして、「なぜ I don't know で済まそうとするの?」とも思う。「調べて教えてよ!」と。
留学生の周囲の人達だけではなく、日本と比べると「I don't know」と簡単に言う人がニュージーランドでは多いように思う。逆に言えば、知らない時には「I don't know」でOKという社会なのだろう。
きっと、「知らない」ことがそれほど悪いことではないと多くの人が思っているのだ。知らなくてもかまわない。だから知らない時は「知らない」と言って、言われた方が「じゃあ、仕方ないね」と思う。
留学生活をスタートさせた時は、わからないことだらけで、いろんな人にいろんな質問をする。でも、全ての人が全てのことを知っているわけではないので、「I don't know」と言われてそれでおしまい、ということもある。
極端に言えば、ニュージーランドは「I don't know」でもかまわない社会だ。だから、留学生達も、知らないものは知らないと言ってもいいのだ。
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