周囲の大人達で
弊社では、高校留学生のケアは、とても慎重に丁寧に、気を遣って行っている。ただ、きちんとやっていても、「もう少しこうすればよかったのではないか」などと後で反省する部分も多い。
高校留学生のケアは、当然のことだけれど、弊社だけではできない。学校や保護者の方とよくコミュニケーションを取りながら、それぞれの意見や感想を交換し合い、状況をよく把握して行わなければ、弊社だけがいくらしっかりとやろうとしてもうまくいかない。特に長期の高校留学生は、周囲の大人達が情報を共有し、協力して行って初めてうまくいく。
十代の高校生は、時には、学校、保護者、そして弊社に言うことが少し異なるとこもある。
甘えられる親御さんには、ストレートにものを言うこともあるし、心配している親御さんだからこそ、状況を少し大げさ伝えることで、わざと心配する気持ちを強くさせて、無条件の保護を引きだそうとする学生も中にはいる。また、学校の担当者には、何でも相談する学生もいるし、何を聞かれても「問題はない」と答える学生もいる。また、弊社には、いろいろと相談をしてくれる学生もいれば、こちらの質問に簡単な返事しかしない学生もいる。
そういった学生の反応や状況を、学校、保護者、弊社でよく共有して、学生達は実際にはどんな状況なのか、何が必要なのか、留学生は本当はどのように考え、感じているのか、などをできるだけ正確にみんなが把握することが大切だ。
学校、保護者、弊社の真ん中に高校留学生がいて、周囲の大人達が協力して見守っていく。そうすることで、高校留学生が安全に生活を送り、かつ、いろんなことに安心してチャレンジしていく環境を作っていけるのだと思う。
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