これで世界の終わりではない

ニュージーランドの人はたまに、「Its' not the end of the world」という。

直訳すると、「これで世界の終わりではない」という意味だ。誰かが、何かに悩んでいる時、うまくいかないとき、結果が出ないとき、落ち込んでいるときなどに、その人にかける言葉だ。

悩んでいるかもしれないけれど、うまくいかないかもしれないけれど、結果が出ないかもしれないけれど、落ち込んでいるかもしれないけれど、それで世界が終わってしまうわけではないのだから、元気をだしてください、ということだろう。

この言葉をかけられると、「なるほどそうだ」と思う。その時悩んでいたこと、もうだめだと思っていたことが、実はそれほど大きなことではない、と霧が晴れたように感じる。

だからこれは自分自身に対しても使える。「あー、もうだめだ」という状況に追い込まれたとき、自分に向かって、「It's not the end of the world」だと言い聞かす。

そうすることで、まだそこまで事態は悪くないかも、と思える。

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