留学の決断をする時には
留学は人生の大きな決断だ。
年齢が低い中学高校留学ならなおさらだ。長期留学になると、日本で中学や高校に行く代わりに留学することになるので、新しい可能性を得るという以外に、得られるはずのものをあえて選ばない、という決断もしなければならない。
だから、長期の中学高校留学をする場合、本人はもちろんのこと、親御さんや家族も、最後の最後まで考え、悩む。
でも、留学する本人が強い意志を持って来た人達は、留学を終える時には、「来てよかった!」と感じる。その時、留学をしなければ得られたはずの人生がどんなものかはもちろんわからないし、だから比較はできないけれど、過ごしてきた留学生活が「絶対的に」すばらしいものであるからこそ、留学を選んでよかった、と思えるのだろう。
留学するかどうか迷っている時は、「新しい可能性」と「留学しなければ得られるはずの生活」を比較して考える。けれど、実際には一つしか経験できない。
そうであるならば、どちらを選んだとしても「絶対的に」すばらしいと感じるものになるように、生活をすることが大切だろう。
これから先の人生を選ぶというのは、まだどこにもないものを選ぶことだ。だから、なにを選んでも、その人が選んだ人生をどう作り上げていくのかということが、とても大切なのだ。
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