留学前の二つの不安
弊社では今までにたくさんの高校留学生をサポートしてきた。
留学前のカウンセリングから、到着後の現地サポート、進路相談、そして留学後も連絡を取り合っている人達も多い。
そんな人達を見てきて思うのは、ほとんどの人は留学する前、不安も大きく、留学しようかどうかかなり迷っていたけれど、留学生活を始めてしまえば、留学前に持っていた不安はほとんどなくなって、留学生活を楽しんでいたということだ。
誰でも留学前は不安で、まずは、そもそも留学に行っていいのだろうか、というところから迷う。
留学するということは、それまでの日本での生活を続けない、ということだ。だから、もし留学しなければ続くであろう日本の生活を捨てるという「得られるはずだったことを失う」ことに対する不安が、まずある。
また、留学するということは、全く新しい場所で新しい生活を始めることだ。だから、知識も経験もない「未知の生活」に対する不安も次に出てくる。
そして実はこの二つの不安のうち、日本の生活を捨てるという「得られるはずだったことを失う」不安のほうが、留学を迷っている人達にとっては圧倒的にリアルで切実な問題と感じると思う。
それはすでにその時に目の前にあるものだからだ。すでに手に入れているもの、現実に過ごしている時間、毎日見たり聞いたり感じたりしている人々や環境、そんなものを「失う」という不安は、誰にとってもリアルで現実感が大きい。
それに対して、知識も経験もない「未知の生活」に対する不安は、まだ見たこともないもので、見ても聞いても感じてもいない人々や環境のことだから、なんとなく不安は感じるけれど、前者と比べるとリアルではなく、現実感も少ない。
だから、留学に行こうかどうしようか迷ったとき、多くの人達は、よりリアルな「得られるはずだったことを失う」不安を強く感じて、そこで迷う。
逆に言えば、留学に行こうと決心して、留学をスタートさせた人達は、そんな現実感の大きな不安に折り合いをつけてきたのだ。
もっと言えば、留学生活が始まってしまうと、それがリアルになり現実にいろんな人々や環境に接することになるのだから、留学を考えている時には現実感が比較的小さい留学生活は、単に知識と経験がないというだけで、ほんとうは留学先にはすでにリアルなその生活は存在しているのだ。
そして、もし留学を考えた末にそれをやめるのであれば、そんなリアルな生活を失う、ということなのだ。
留学に行こうか迷っている時には、二つの不安を感じる。
そして未知の生活に対する不安は現実感がないように感じるけれど、実はその生活はすでに留学先には存在していて、その人が来るのを待っているのだ。
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