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Transparency International という組織が発表した、腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index, CPI)によると、ニュージーランドは、デンマーク、スウェーデンと並んで、世界で最も腐敗が少ない国となっている。
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腐敗認識指数は、世界各国の公務員や政治家がどの程度腐敗していると認識されるか、その度合いを表したもので、最も腐敗していない状態を10.00ポイント、最も腐敗している状態を0.00ポイントとしている。ニュージーランドの今年のCPIは、9.3ポイント、2002年からおおよそ9.4から9.6くらいの間で推移している。日本は、今年は180カ国中18位で、腐敗認識指数は7.3ポイント。2002年からでは、7.0から7.6程度で推移している。

この数字をどう読むのかはそれぞれ意見があるだろうが、ニュージーランドで暮らしていて、やはり政治家や公務員の人々の、フェアであろうとする姿勢、いろんな意味でクリーンであることを重んじる姿勢を、日本よりも強く感じる。その人々の姿勢を実現できるかどうかは、国のシステムや人口の多い少ないによって難しさが変わってくるだろうが、人口約420万人のニュージーランドでは、比較的人々の政治や公務員に対する考え方が、現実に反映していると言えるのではないだろうか。