ひとりひとりはみんな違うことが前提
ニュージーランドの子どもや学生を見ていて思うのは、人と違うことをしたり、人と違う意見を述べたり、人と違う好みであったりすることに、それぞれの人たちがほとんど抵抗を感じてないことだ。
他の友達がラグビーをしていても、自分はサッカーが好きだからサッカーをやる。他の人が賛成していることでも、自分は賛成し難いので反対意見を言う。人が流行りのファッションで身を固めていても、自分は好みではないので違う服を着る。
ポイントは、みんながそれを「受け入れている」ということだ。百人のうち一人が違うことをしていても、その人がそれでいいと思ってしているのなら、周りの人はOKと言う。授業中に議論をして、誰か一人が突拍子も無いことを言い出しても、周りの人は最後まで一つの意見として聞く。友達と旅行に行くとき、誰か一人だけ違うところに行きたいと言っても、何とか折り合いをつけようとする。
ひとりひとりはみんな違う。やりたいことも、意見も、好みも違う。それが大前提だ。
だから自分の行動や意見や好みも人と違っていてあたり前だし、それを周りが受け入れてくれることを期待するし、逆に、他の人の自分と違う行動や意見や好みも受け入れようとする。
ひとりひとりはみんな違う。そして、自分と違う他人も受け入れる。その考え方を子どもから大人まで多くの人が持っている。
キックオフNZのSNS