捨てるべき100のもの

昨日、100のものを捨てる、ということについてこのブログで書いた。今、自分が持っている全てのものの中から100のものを必ず選んで、それを一度捨てなさい、と言われたら、何を捨てて何を残すだろうか。

普段の生活では、一度に100のものを捨てるということは経験しないだろうと思う。昨日と同じ今日が来て、今日と同じように明日も過ごす生活が続くのであれば、一度に多くのものを捨てることはほとんどないだろう。

でも、例えば、1年間、あるいは、3年間という長期間海外に留学する場合はどうだろうか。留学する年齢にもよるだろうが、たとえ高校留学であっても、100くらいのものは捨てて、新しい生活を海外で始めることになるのではないだろうか。ましてや、日本で数年間働いてから海外の大学や専門学校に留学する場合などは、捨てるものの数はもっと多いだろうし、日本にいれば絶対に捨てないようなものまで必ず捨てなければならない。何年もやってきた仕事を捨てなければならないだけでも、大きな決断が必要だ。

だから、逆に、長期留学という大きな決断を経験した人は、今、自分が持っている全てのものの中から100のものを必ず選んで、それを一度捨てなさい、と言われても、それをしたことのない人と比べれば、簡単に100のものを選ぶことが出来るだろう。なぜなら、一度多くのものを捨てて海外に出る、という経験をしているからだ。それが人生の強みになっていると言うこともできるかもしれない。

もっと進めて言うと、留学に来るときには、思い切って一度多くのものを捨てて来るのもいいと思う。何を捨てて何を残すのかを、留学前に一生懸命考えるのもいい経験だと思うし、多くのものを捨てて海外で暮らし始めることで、自分の人生に何が必要か、何が必要でないのかもわかる。必要最小限のものだけで生活することで、強くもなるだろうし、工夫も出来るようになるかもしれない。

もうすぐ長期留学に行こうと思っている方は、捨てるべき100のものをリストアップしてみるのもいいと思う。

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