100のリスト

例えば、今、自分が持っている全てのものの中から100のものを必ず選んで、それを一度捨てなさい、と言われたら、どうだろう。そして一度捨てたものは、今後5年間は手に入らないとすれば、どうだろう。

持っている全てのものの中には当然、車、家、お金、携帯電話、テレビ、衣類などの「物」も含まれるが、それらに加えて、仕事、時間、家族、友達、健康、夢、可能性、命など、自分が持っているあらゆる「もの」も含まれるとする。

そして、一度捨てたものは、自分の力で5年後以降には取り戻すことができるが、自動的に戻ってくるのではなく、5年後の自分自身で何とか取り戻すことが必要だとする。例えば、今、仕事を捨てたとすれば、今後5年間は仕事はないが、5年後自分で職を探して面接を受けて、採用されれば仕事を取り戻すことができる。

今、捨てるもの、今、捨ててもいいもの、今後5年間はなくてもいいもの、そして、5年後以降には自分の力で取り戻せるだろうもの。それらを、100リストアップするとすれば、何をその中に入れるだろう。そして、100のリストを捨ててもいいものから順番に順位をつけるとすれば、何が一番で何が五十番で何が百番目になるのだろう。そして、ぎりぎり残る百一番目は何だろう。

30くらいは比較的簡単にリストアップすることが出来るだろう。どちらかと言えば、捨ててしまいたいのに持っているものも多いだろう。でも、50を超えると難しくなってくる。そして、80くらいでもう捨てるものがなくなってきてから、後の20を選ぶのが難しいだろう。でも100のものを選ばなければならない時、最後の10、最後の5は、どんなものをリストに入れるのだろう。

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