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時代はクラウドだそうだ。2年ほど前にこのブログでもクラウドコンピューティングのことを書いたが、当時の私の理解力が悪いので、何を書いているのか今読んでみると自分でもよくわからない。

これからのクラウドは、携帯電話で撮った写真が、何もしなくてもクラウド経由で自宅のコンピュータに保存されるようになるらしい。また、音楽も一度パソコンにCDから取り込んだ曲なら、異なるディバイスにもクラウド経由でダウンロードすることができるという。つまり、複数の端末がクラウド経由で全て同期されるということだと思う。

とても便利だ。でも、クラウドを経由するということは、自分の手元にある情報の全てを、誰か他の人のコンピュータに一度送る、ということだ。しかもそれが自動的に行われるのだから、あっ、と思ったときには撮った写真がクラウドのサーバーに送られてしまっていることにもなるのだろう。だからどうだと言われると困るが、フィルムのカメラで写真を撮ったり、レコード盤を買ってきて針を乗せたりしていた世代としては、何かがするりと手から抜けていくような、なんとも言えない不安も感じる。そしてその不安と手に入る新たな便利さを比較した時、その便利さがさほど魅力的ではないようにも感じるのだ。

世界はどんどんものすごい速さで進んでいるようだ。特にコンピュータ関係の世界は進度が速い。そして速さは一つの魅力でもある。でも、その速さが目指すものが、目の前の便利さだけなのか、それとももっと先に大きなゴールがあるのか、そのあたりがよくわからないことが、さらに不安な気持ちにさせるのだ。