NZ高校ラグビーの全国大会

弊社では長期、短期のラグビー高校留学生も多い。

ニュージーランドのラグビー強豪高校では、レベル別、年齢別の複数のチームが編成され、多い高校では20以上のチームがある。そして、それぞれのチームは必ず地域の大会に参加するので、どの選手も試合に出場する機会がある。

中でも、強豪高校の一軍のチームは、それぞれの高校で全ての選手が目標にするチームだ。そして全国の男子強豪高校の一軍チームは、ニュージーランドでナショナルチャンピオンになることを目標にしている。ナショナルチャンピオンになった高校は、今年のロトルアボーイズハイスクールのように、翌年のゴールデンウイークに福岡で開催されるサニックスワールドラグビーユース大会に招待されることになっている。

その、ニュージーランドのナショナルチャンピオンを決める全国大会が、各地でいよいよ大詰めを迎えようとしている。

8月中には全国トップ4のチームを決めて、9月の初旬に全国優勝高校を決める。トップ4は、プロチームのスーパーラグビーの地域それぞれから1校ずつ選出され、南島はそのうちの1校に絞られる。スーパーラグビーをご覧にならない方はわかりにくいかもしれないが、オークランドを中心としたブルーズ地域、ハミルトンやロトルアのチーフス地域、ウエリントンやパーマストンノースのハリケーンズ地域、それぞれから一校、そして南島はクライストチャーチを中心としたクルセーダーズ地域とダニーデンを中心としたハイランダーズ地域のそれぞれの優勝高校が試合をして、勝ったチームが南島代表として、全国トップ4になる。

そして、ブリーズ地域、チーフス地域、ハリケーンズ地域、南島地域の4校が集まり、試合をして、優勝高校を決定する。

今日の段階で、それぞれの地域では以下の高校が勝ち上がってきている。

ブルーズ地域は、Mount Albert Grammar School と Sacred Heart Collegeの勝者がWestlake BHSと対戦して、ブルーズ地域の優勝高校を決める。

チーフス地域は、以下の対戦でセミファイナルが行われる。

Hamilton BHS 対 New Plymouth BHS
Wesley College 対 Rotorua BHS

ハリケーンズ地域も以下の組み合わせでセミファイナルだ。

Hastings BHS 対 St. Pats Town
Wellington College 対 Napier BHS

南島は、クルセーダーズ地域が、Christchurch BHS と Shirley BHSの決勝戦。ハイランダーズ地域は、Southland BHS と John McGlashan Collegeとの決勝戦だ。それぞれの勝ったチームが対戦して、南島代表としてトップ4進出を決める。

高校生のラグビーとは言え、この年齢では世界でもトップレベルの選手も数多くプレーをしているし、中には将来オールブラックスになる選手もいるかもしれない。ラグビー王国ニュージーランドの人達も注目している。

キックオフNZのSNS