NZ流ホームパーティ
ニュージーランドでは、ホームパーティをよくする。
私は、移住した当時は仕事以外は食べてるか寝てるか、というハードな生活だったので、ホームパーティに参加する時間はなかなかなかったけれど、最近は、友達のお宅に呼ばれることも多くなった。特に夏のこの時期は、子ども達もまだ夏休みで、週末はどこかでホームパーティが行われているような状態だ。
先日も友達のお宅のホームパーティに家族で行ってきた。
日本でもホームパーティをやっているお宅もいらっしゃるだろうけれど、ニュージーランドではまた少し違ったやり方があるように思う。
まず、ニュージーランドでは夏はバーベキューが定番だ。大きなバーベキューセットを庭において、ソーセージ、ビーフステーキ、チキン、ラム、そしてベジタブルなどをどんどん焼いていく。バーベキューを焼くのは男性の仕事だ。パーティに呼ばれるとそのお宅のホストの男性が、エプロンを着けて肉や野菜をどんどん焼いてくれる。焼いたものはお皿に並べて机の上に乗せていくので、食べる頃には最初に焼いた肉は冷めているのが普通だ。バーベキューはその他のディッシュと一緒に、みんなで取り分けながら食べる。
そしてワインやジュースを飲みながら食事を頂くのだけれど、最初に子ども達に食べるものを取り分けてやって、子ども達は子ども達だけで大人と違う場所で食事をする。そして大人はゆっくりとみんなで一緒にお酒を飲んで、会話を楽しみながら食事をする。このあたり、大人は大人の時間を確保する、という暗黙のルールがあるようだ。
また、バーベキューを焼いたり、食事の準備をしている間も、ホストとゲストがいろんな話をあちこちでするけれど、準備中は、女性は女性、男性は男性で別れて話をしていることが多い。最初はそれがわからなくて、女性陣に囲まれて話をしていることに途中で気がついたりしたこともあった。おそらく、男性同士、女性同士のほうが話が盛り上がることも多いのだろう。ただ、テーブルに座って食事を取る時には、男性も女性も一緒に座って話をする。
パーティも最後の方になってくると、子ども達も大人と一緒に話をしたり、歌を歌ったり、ゲームをしたりするのは、どこの国も同じだろう。
ホームパーティでご一緒するのは、ニュージーランド人だけではなくて、アジアやヨーロッパからの移民の人達も多いけれど、だいたいどのご家庭でもニュージーランドスタイルのホームパーティが行われている。
留学にいらっしゃったら一度、ニュージーランドのお宅でホームパーティもいいかもしれない。
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