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最近、ロトルアだけではなくて仕事でニュージーランドのいろんな町に行く機会が多い。クライストチャーチには飛行機で行って現地で車を借りて走るし、オークランドやワンガヌイ、タウランガなどの北島の町はロトルアから車に乗って行く。

それぞれの町でしばらく滞在すると、それぞれの町にはそれぞれの個性があることがわかる。山や川などの自然の風景ばかりではなく、町並みや暮らしている人の様子なども、町によって違う。

ワンガヌイなどは、人口4万5千人あまりの小さな海の町で、人々もなんだかのんびりと暮らしているように感じる。川があふれて町から出る道が全て通行止めになっていたときでも、みんなのんびりと川岸であふれる川の水を見たり、写真を撮ったりしていた。

ニュージーランドの人口の約4分の一が暮らすオークランドは、シティの中心部と郊外では少し印象が異なる。シティは大学や語学学校、専門学校なども多く、現地学生や留学生もたくさん歩いていて、高いビルも多く、やはり都会だ。でも少し郊外に行くと、大きなショッピングモールにたくさんの人が車で買い物に来ていたりして、オークランド中心部とはまた歩いている人もすこし違う。

クライストチャーチは、ニュージーランドの中では大きな町だけれど、高いビルもほとんどなく、広大なハグレー公園を中心とした、緑あふれる町だ。市内中心部はまだ地震の復興が進んでいる最中だけれど、郊外にはこちらも大きなショッピングモールがあり、週末は周辺の道も渋滞する。

タウランガは、ニュージーランド人の夏のリゾート地で、マウントマンガヌイのビーチの近くには、リゾートマンションがいくつか建ち並んでいる。ビーチでは、ビーチバレーをしたり、サーフィンのコースを受講する若い人達がいたり、海沿いの整備された道をランニングしていたり、マウントマンガヌイに登っていたり、いろんな人達がアウトドアを楽しんでいる。

そしてロトルアは、人口約7万5千人の国際観光地で、アクティビティやアウトドアスポーツを楽しめる。また町の中心にショッピングモールがあるので、ロトルア湖畔に車を停めてゆっくりと歩きながら、町の中を散策することもできる。オンシーズンには、世界中からたくさんの観光客がやってくるし、マウンテンバイクやマラソンなどの国際スポーツイベントも多く開催されている。

一口にニュージーランドと言っても、いろんな町があって、いろんな人達がそこで暮らしている。