ロトルアの高校の留学担当者とディナー
先日、ロトルアのある高校の留学生担当部署のスタッフ達とディナーをご一緒した。高校の留学生担当者3名と校長先生に加えて、中国や台湾などのロトルアの現地留学エージェントの人達も一緒だ。
こういう集まりがあると、高校のスタッフや校長先生だけではなく、他国の現地エージェントの人達とも仲良くなれる。お互いの仕事の状況などの話だけではなく、同じロトルアに暮らしている移民としての話もでき、とても楽しい時間を過ごすことができた。また毎年この集まりで顔を合わせている現地エージェントの人達もいるので、このディナーだけではなく、普段から仲良く協力して仕事もできる。
現地エージェントの同業他社というと、みんな敵同士みたいな印象もあるのかもしれないが、実際はそんなことはない。中国や台湾、韓国の現地エージェントの人達とも知り合いだし、ニュージーランドにある日本を対象とした現地留学エージェントの方々にも知り合いもいる。先日はわざわざクライストチャーチにある日本人の留学エージェントの方がロトルアまで訪ねていらしたし、北島のある都市の日本人現地エージェントの方ともここ何年か連絡を取り合ってきている。おそらく世間の方が思っているよりも、現地の留学エージェントは横のつながりがあるのだと思う。お互いにビジネスをしているので、当然競合してくる部分もあるけれど、同じ現地エージェントとして、共感できる部分や協力できる部分も多い。それに、ビジネスで競争していたとしても、それ以前に日本人同士であり、移民同士であり、人間同士である。できれば、仲良くして協力できるところは協力すればいいと思う。
こんなことを言うと、ビジネスマンとして甘い、と言われるのかもしれない。実際、同業のエージェントさんが学生や親御さんに留学斡旋先の他社の批判を繰り返して信用をなくさせて、自社に引っ張っていったなどという話もまれにあると聞く。
でも、日本からの留学生を受け入れる我々現地留学エージェントとしては、同じニュージーランドで暮らす日本人やアジア人などの人達やビジネスを、競合する他社だからといって批判したり、最初から敵対したりすることは避けたいと、私は思う。そういう態度や考えは、留学生達や親御さんに必ず伝る。それは逆に、留学生の立場で考えるべき現地エージェントの信用をなくすことにもなるだろう。留学生やそのご家族は、私たち現地留学エージェントが留学生にどう接するかというだけではなく、現地でどのように生きているのか、というところもしっかりと見ていらっしゃる。同業他社の批判をしているようなエージェントは、信用されないだろう。
先日のディナーは、中華料理だった。大勢で囲む中華テーブルはとてもにぎやかで、その真ん中にデンと乗っている北京ダックが、最高においしかった。
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