NZ航空の荷物超過料金が変更に

ニュージーランドに留学に来る留学生達は、ほとんどニュージーランド航空を利用してやってくる。現在は、成田と関空からオークランドまでの直行便が飛んでいる。最近は、大阪からオークランド、あるいはオークランドから大阪行きの便は、成田経由で伊丹着だったり、関空から香港経由でオークランド到着だったりもするが、渡航日を選ばなければ、関空から経由地なしでオークランド直行便に乗ることもできる。

留学生達が、特にニュージーランドから日本に一時帰国するときに気を使うのが、荷物の量だ。ニュージーランド航空のエコノミークラスは、原則として23キロまでの1つの荷物を預けることができて、7キロまでの1つの荷物を手荷物として機内に持ち込むことができる。ただし、預ける荷物が2つ以上の場合は、超過料金を支払えば複数の荷物を預けることもできる。

そしてこの、ニュージーランド航空の2つ以上の荷物を預けるときの超過料金が変更になった。変更は、2012年11月22日以降に予約してかつ11月27日以降に搭乗する便が対象だ。だから、例えば12月5日にニュージーランドから日本に一時帰国する留学生でも、11月21日までに便を予約している場合は、以前の超過料金が適用される。

例えば今まで、ニュージーランドから日本までの便に搭乗するときにスーツケースを2つ預けた場合は、1つ目は23キロまでは無料、2つ目はNZ$115だった。これが変更後は、1つ目は23キロまで無料は同じだが、2つめの超過料金がNZ$200となった。ほぼ2倍だ。この金額は、1つ目の荷物が重量超過の場合に求められる料金と同じなので、例えば25キロの荷物を1つにつめれば大丈夫、というわけでは決してない。どちらにしても、23キロを超える荷物を預けるときには、NZ$200の追加料金が求められることになる。日本からニュージーランド行きの便の場合は、8千円だった料金が11月の変更後は1万3千円になる。

ただし、ニュージーランド航空は11月27日以降に搭乗する便に対して、新たにPrepaid Extra Bags というサービスを始めた。Prepaid Extra Bags は、空港で飛行機にチェックインするよりも前にサービスを申し込めば、超過荷物の料金が安くなる、というものだ。例えば、ニュージーランドから日本までの新しい超過料金NZ$200が、Prepaid Extra Bags サービスの場合はNZ$115になる。同じ量の荷物を預けるのに事前に申請して支払いをすればNZ$85も安い。

このPrepaid Extra Bags サービスは、飛行機の予約をオンラインでするときに同時に申し込むこともできるし、ニュージーランド航空のコンタクトセンターに電話しても申し込める。また、旅行会社でも取り扱っているようだ。

チェックイン時の荷物の超過料金が高くなったので、費用だけを考えれば、荷物を2つにするか、あるいは郵便局から郵送するか、という選択を、重量を計りながら考えるようになるだろうし、あるいはあらかじめPrepaid Extra Bags サービスを申し込む人も増えるのかもしれない。

来年から留学にいらっしゃる方は、荷物の超過料金に十分気をつけていらしてください。

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