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2004年頃に久しぶりに日本に一時帰国したときに、インターネットに接続できるパソコンにテレビチューナーがついている商品が、新しく電器店の店頭に並んでいた。それを見て、インターネットにテレビがついているのか、テレビにインターネットがついているのかわからなかったが、当時はパソコン売り場で売られていたので、インターネットができるパソコンにテレビチューナーがついた商品だったのだろう。でも今はテレビ売り場に、インターネットテレビやスマートテレビという名前で、テレビとインターネット機能が一緒になった商品が売られている。

また、携帯電話も10年前とはどんどん進化して、いまやインターネットに接続できない携帯電話のほうが少なくなっている。だから結局、いろんな商品がインターネットに接続されて利用できる方向に向かっているのだろう。

こういう変化を見ていると、今の携帯電話やタブレット端末、ノートパソコンやデスクトップパソコンは、まだまだ進化の途中なのだろうと思う。だから今はまだ、携帯電話、タブレット、ノートパソコンの3つを持ち歩く、などという人もいるに違いない。

でも、この調子でインターネットに接続できる端末の進化が進めば、人々は、携帯電話1台で、タブレットやノートパソコンの機能、そしてテレビの機能まで含まれればいいのに、と望むだろうし、きっとそういう商品も出てくると思う。今の携帯電話の処理能力や保存容量は、一昔前のデスクトップパソコン並みかそれ以上だから、携帯電話1台で何もかも済ませてしまう、というのは、能力的には十分可能だろうと思う。

問題は、画面の大きさと文字入力だろう。でも、持ち歩く時には携帯電話の大きさになって、画面を見るときにはA4くらいの大きさに広げることができる、あるいは画面を何かに投影できる端末が出てくれば、画面の問題は解決する。そして、入力も音声入力が正確にできるようになれば、物理的なキーボードも不要になるだろう。そんな端末に、テレビチューナーがつけば、それ一台で、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、そしてテレビをかねることができるに違いない。

出かけるときには、携帯電話の大きさに折りたたんだ端末を持って出て、入力は全て音声で行い、大きな画面が必要になれば、広げたりあるいは投影したりして見ることができれば、とても便利だ。そして、仕事場や家庭では、設置してある大きな画面に無線で接続できれば、テレビ番組も手の中の携帯電話で操作しながら視聴できるだろう。

そうなったらテレビの視聴率調査なども簡単になるだろうし、広告の形態も今のインターネットとテレビコマーシャルを融合したような形になるかもしれない。

ひょっとしたらすでにそんな商品が出ているのかもしれないが、いろいろと想像をしていると、10年後のインターネット端末の進化とその時の人々の生活がどうなっているのか、楽しみに感じる。