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ニュージーランドでは、みんなファーストネームで呼び合って、上下の関係などなく先輩や後輩など気にせずに暮らしている、と思っている方も多いだろう。

確かに、日本のように、年齢が一つ違うだけで敬語を使ったり、入学した年や入社した時期によって立場が異なる、ということは、ニュージーランドではほとんどない。しかし、誰でも横並びでファーストネームで呼び合っている、というのは少し違う。

これは当然のことだが、小中高校では、生徒は先生のことをファーストネームで呼ぶことは許されない。男の先生に対しては、「ミスター○○」女の先生に対しては、「ミス、や、ミセス△△」とファミリーネームで呼ぶことが徹底している。留学生に対しても先生から、「私のことは、ミセス□□と呼びなさい」と最初に言われる。だから私が留学生に「バーバラさんのところに行って書類を提出してください」と言っても、「バーバラさんって誰ですか?」ということになる。いつも自分達が呼んでいるように、「ミセス・ウォーカーさん」と言わないと、留学生達はわからないようだ。

そして、名前だけではなくて、ニュージーランドの高校などでは、ゲストや大人の人に対する態度について厳しく教えていることが多い。例えば先日、日本からロトルアの高校を見学にいらしたご家族と一緒に、英語の授業を見学したとき、そのご家族が座る椅子が1つ足りなかった。英語の先生は一人の生徒に、「あなたが座っている椅子をこちらのゲストにお貸しして、あなたは隣の教室から椅子を持っていらっしゃい」と指示をしていた。ゲスト、それも大人の人が優先で、その後に生徒は自分の椅子は自分で何とかする、という順番だ。また、ロトルアの高校の寮では、もし寮生や寮監督以外の外部のゲストが夕食を一緒に食べる場合は、必ずゲストが先に並んで食事を取る。その後、寮監督、Year 13 (高校3年生)、Year 12 (高校2年生)と続き、一番下の学年のYear 9 は、最後まで椅子に座って待っている。ゲスト、そして年齢順、というのが徹底している。

だから、ニュージーランドの小中高校の校舎の中を歩いていて、ドアの前でたまたま生徒と一緒になったときは、ほとんどの場合生徒がドアをすっと開けて抑えて待っていてくれる。もちろんいろんな生徒がいるので、全員に100%徹底しているというわけではないが、少なくとも学校では、誰が優先が、誰に敬意を払うべきかについて、厳しく指導が行われている。