先生が誰かはきっと重要

ニュージーランドの多くの高校は5年制で、日本の中学2年生から高校3年生にあたる学年が在籍している。

Year 11(日本の高校1年生)になると、授業や課題、試験などで単位を取得することで、NCEAという国の資格を取っていく。必須科目は3科目から学年によっては1科目程度で、多くの人は、進路や興味に合わせて科目を選ぶ。

前年の8月ころに翌年の履修科目希望を学校に伝えた上で、学年が始まる2月に最終的に時間割を決定する。

でも、ほんとうはその人の進路や興味に合わせて選択科目を選ぶのがいいと思うのだけれど、留学生でも現地生徒でも、「その科目の先生が好きかどうか」で選ぶ人も多い。

たとえば、進路を考えるなら数学を取る必要があるけれど、「先生が好きではないから」という理由で数学は取らないと言う生徒もいる。中には「あの先生は私のことが嫌いだから」という理由で、その科目を取らないと言う留学生もいる。

周囲でサポートをしている私たちや学校の先生、留学生担当の先生からすると、その科目の先生のことが好きかどうかよりも、進路や興味を優先して履修科目を選ぶのがいい、と思うし、ましてや、その先生がその生徒のことを嫌っているなどという「なんとなくそう感じる」基準で科目を選ぶなどありえない、と思う。

でも、自分が中学生や高校生のときのことを考えてみると、好きな先生の科目はその科目自体に興味がなくても少しは勉強したし、その結果、今でもその勉強の内容を覚えていたりする。もっといえば、好きな先生の科目は最初は理解できなくてもだんだんわかるようになってきて、その科目が好きになって、そこから人生が変わった、という経験をした人もいるだろう。

やはり、先生が誰か、その先生のことを好きかどうかは、周囲の大人が考えているよりも、中学高校生にとっては重要なことなのだ。

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