失敗は許されるのだから

留学に来る前は、「うまくいかなかったらどうしよう」と不安になる。みんな同じだ。

また、留学が始まったあとの生活でも、失敗したらどうしよう、とプレッシャーを感じることも多い。大きなゴールを設定している留学生ならなおさらだ。

でも、うまくいかないことも、失敗することも、必ずある。留学生活がなにもかもうまくいって、全て成功するなどということは、残念ながら、ない。

だから、うまくいかないことや失敗することをいたずらに心配していても、しかたがない。何かに挑戦すれば、うまくいかないことも失敗することも必ずある。

そうであるならば、うまくいかないことや失敗することを予想して進んでいけばいい。

そして、うまくいかなかったり失敗したりしたときは、またやり直せばいいのだ。自分の設定したゴールに向かって、もう一度やってみればいい。

あるいは、もし何度やってもうまくいかなかったり成功しなかったりしたときは、思い切って違う道を進んでもいい。つまり諦めてもいいのだ 。

うまくいかなかったり失敗したりしたときは、だれでもすごく落ち込む。精神的に大きなダメージを受けるし、もう自分の人生はこれでだめになってしまうのではないかとも思う。真っ暗な未来しか見えない。

でも、うまくいかなかったり失敗したりすることが必ず誰にでもあるということが分かっていれば、その精神的なダメージも少しはやわらぐだろう。

うまくいかなかったり失敗したりしたときには、いろんな人がいろんなことを言う。

あいつは失敗したとか、何度やってもダメだったとか、そんなことを言う奴もいるかもしれない。

でもそんな奴のことは完全に無視して放っておけばいい。誰かにそんなこと言う奴は、それまでに、何かに挑戦したり、失敗したり、うまくいかなかったりする経験を、ほとんどしていないのだろう。

今までにいろんなことに挑戦してうまくいかなかったり失敗したりしてきた人は、誰かが失敗した時に、その人を指さして笑ったりはしない。なぜなら、うまくいかなかったり失敗したりした時の辛さや精神的なダメージ、そしてもうだめなんじゃないかと自分を全て否定してしまう気持ちなどを、よく理解しているからだ。

失敗したらやり直せばいい。うまくいかなければ諦めてもいい。周りの人がなんと言おうが気にしなくてもいい。

失敗は許されるのだから。

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