復興へ向けての一歩
クライストチャーチで地震が発生してから約10日。現地では、倒壊した建物の中にいらっしゃるかもしれない方々の救出作業や、亡くなった方の身元の確認が懸命に行われているが、それと並行して、これからクライストチャーチをどのように復興させていくかを検討して計画を立て実行する、という新たな段階に来ている。
地震が発生した先週火曜日から週末にかけては、ニュージーランドに滞在している留学生のところにも、日本からたくさんのメールがあった。日本では特に、「クライストチャーチ地震」といわずに、「ニュージーランド地震」と報道されているので、ニュージーランド全土が被災したような印象をお持ちの方もいらっしゃったようだ。実際には、被害があったのはクライストチャーチとその周辺だけで、オークランドやロトルア、ウエリントンやクイーンズタウンといった街は、この地震による被害は全くない。
弊社にも、また私個人にも、仕事関係の方々や友人、知人から、今回の地震に対する温かいお見舞いの言葉をたくさんいただいた。
また、地震発生以前から、これからの留学に関してお問い合わせをいただいている方々からも、心のこもったお見舞いのメールをいただいたのは、すごくうれしかった。先週までは、今年あるいは来年以降、ニュージーランドに留学をお考えの方で、すでに弊社にお問い合わせを頂いている方々でも、今回の地震で留学の時期を延長したり、留学先を変更したりされるのではないだろうか、と少し心配していた。
しかし、以前から弊社にお問い合わせをいただいている方々のほとんどは、引き続き今年や来年以降の留学をご検討いただいている。その上、今回の地震に対して温かいお見舞いの言葉をかけていただくことに、心から感謝している。
ほんとうにありがとうございます。こういう時に、人を大切にするこの仕事をしていてよかったと感じます。
また、3月中旬からロトルアにいらっしゃる予定の、日本の高校生ツアーグループも、予定通り2週間滞在されることになっている。親御さんの中には不安を感じる方もいらっしゃるようだ。当然だと思う。地震に関しては、100%絶対に起こりません、ということはできない。でも、こういう状況の中でロトルアに数十名のグループで来ることを最終決定していただいた、日本の高校の先生方や、ツアー会社の方に、感謝をしております。ありがとうございます。
日本では、新たなニュースもたくさんあり、クライストチャーチの地震の扱いは少なくなっていると聞く。でも、地元クライストチャーチとニュージーランドでは、これからの復興に向けて、新たな一歩を踏み出したところだ。
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