クライストチャーチ地震からちょうど一週間

クライストチャーチ地震からちょうど一週間となる、昨日火曜日の午後12時51分、ニュージーランド全土で2分間の黙祷が行われた。私も、オフィスで起立して黙祷をささげた。

クライストチャーチはもちろん、オークランドやハミルトン、ロトルア、ウエリントンなどの都市でも、会場が設けられ、たくさんの人々が集まって黙祷をささげた。全国の小中学校や高校、大学などでも、授業を中断して黙祷が行われた。その2分間は、ニュージーランド中が静まり返った。

その様子は、テレビ局のインターネット動画でライブで伝えられたが、なんとも言えない気持ちになった。そして黙祷が終わると、なぜか涙が出て止まらなかった。それは、亡くなった方々のことや、まだ安全に避難したことが確認されていない方々のことを考えてのことだけではなく、あれだけ美しい街だったクライストチャーチの変わり果てた姿を見て、また、クライストチャーチのこれからの長い長い復興の道のりや、クリーンでグリーンなニュージーランドのイメージに与えたダメージの大きさなど、様々なことを考えて流れた涙だったように思う。

今年の9月10月にはラグビーのワールドカップがニュージーランドで開催される。一時は一部の試合をニュージーランド国外で開催するという意見もあったようだが、今日、全試合をニュージーランドで開催することが決定したようだ。また、首相のジョン・キー氏は、クライストチャーチで予定されている試合をそのままクライストチャーチで実施したいとの考えを示したようだ。

今回の地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。そして、まだ安全に避難したことが確認されていない方々が一刻も早く元気で確認できることを願っています。

地震発生から一週間が経ち、クライストチャーチとニュージーランドは、これからどう復興していくのかという、次の段階に入ってきた。もちろん、まだ安全に避難したことが確認されていない方々の救出作業の手を緩めるわけにはいかないが、同時に、これからのクライストチャーチとニュージーランドの未来を見つめて、進んでも行かなければならない。

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