こちらこそありがとう

私達は、中学高校留学生の現地サポートは、サービスであると同時に教育でもある、という考えで行っている。私達のサポートによって、少しでも彼ら彼女らが留学を通して成長してくれればという思いでサポートをしている。

しかし、留学生達を見ていると、私達が彼ら彼女らに教えられ、彼らを見て私達も変わらなければ、と思うことも多い。

進学を控えたYear 13 の学生達の中には、ほとんど徹夜で出願書類の準備を何日もかけてしている人もいるし、日本の通信添削を使ってネットでやりとりをしながら書類を仕上げている人もいる。また、親御さんに負担をかけないようにと思いながらも、ニュージーランドでの大学進学を真剣に考えて、親御さんの説得に頭を悩ませている学生もいる。

また、ラグビー高校留学生の中には、怪我で練習や試合に出られない間でも、毎日練習や試合を見学して、コーチやチームメイトとコミュニケーションを取って、できるだけのことをしようとしている学生もいるし、Year 11になってNCEAの単位取得の勉強に追われながらも、試合で実力を発揮して、自分が希望するポジションでのプレーがコーチに認められた学生もいる。また、真冬でも毎朝6時にはジムに行って、こつこつとウエイトトレーニングを積んでいる学生もいる。

さらに、ギターを弾かせればプロ級の留学生もいるし、Year 11の時から、将来の自分の夢を実現るために英語に力を入れて、Year 13の留学生と一緒にTOEICを受験している学生もいる。

もっともっとここでは書き切れないくらいいろんな留学生がいる。

みんな単に何となく留学生活を日々送っているだけではなく、将来のことや自分自身のこと、周囲の友達や家族のことを真剣に考えて、しんどいことにも自らどんどん取り組んでいる。

自分が彼ら彼女らと一緒の年齢の時に、そんなことができただろうかと考えると恥ずかしくなるし、半世紀以上も生きていても、彼ら彼女らのように毎日何かに向かって進んでいっているかと言えば、なかなかそうは言えない。

そして、そんな留学生達を見ていると、自分たちももっとできることがあるだろうと感じるし、手を抜かずにいろんなことに取り組んでいこうという気持ちにもなる。

私達が彼ら彼女らに何かをしたときには、「ありがとうございます!」という言葉が返ってくるけれど、こちらこそありがとう、とみんなに言いたい。

留学生の皆さん、これからも応援しています!

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