留学生も一人一人違う
高校留学生の年齢は、下は12歳から最年長で19歳だ。今年は特に弊社では新しい長期の留学生が多いけれど、一人一人がとても個性的だ。
13歳、14歳と言えばまだ日本では中学生の年齢だ。だから、例えば、大人と話をした経験がほとんどないという人もいるし、友達以外の人とどういう態度で接していいかわからない人もいる。その留学生に関する大切な話を私としている時に、目の前で大あくびをしてニコニコしている留学生もいたし、約束の待ち合わせの時間に来ないので電話をすると、「今、友達と一緒に遊んでいます!」と明るく答えた学生もいた。
逆に、14歳でも、明るく、礼儀正しく、状況に応じてどう振る舞えばいいのかを知っている留学生もいる。先日も、新しく留学をスタートさせた学生と一緒に買い物に行ったのだけれど、たくさんの買い物をして両手にいくつもの袋を抱えていたので、「いくつか持とうか?」と言うと、「大丈夫です!自分で持ちます!」と笑顔で答えてくれた。でもショッピングモールを歩いている間も何度も買った荷物を持ち替えて、とても重そうで大変そうだったので、もう一度「荷物を持つよ」と私が言うと、「じゃあ、一つだけお願いします。ありがとうございます!」と元気よく答えて、一つだけ渡してくれた。
そんな留学生を見ると、たとえ中学生でも、留学に来るまでにいろんな経験をして、親御さんや先生、周囲の大人の人達からいろんなことを学んできたんだなぁ、と思う。
良いとか悪いとかいう基準ではなくて、いろんな留学生がいて、年齢によっても、人それぞれで、成長の仕方も違うし、日本で経験してきたこと、接してきた人達、学んできたことも違う。留学生をサポートする我々周囲の大人達は、そんな違いをそのまままずは受け入れて、留学中の経験を通して、少しずついろんなことを学んでいけるように見守っていくのだ。
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