リーダーになるために

たくさんの高校留学生を見ていると、留学中にだんだんとリーダーシップを発揮して、周囲の留学生や現地学生を、うまくまとめたり、動かしたり、引っ張っていったりする人も出てくる。また、現地の高校生でも、彼、彼女はリーダーだ、と感じる人もいる。

昔は、リーダーは生まれ持った資質がないといけない、と言われていたけれど、最近では、リーダーとしてだんだんとその資質を身に付けていく、という考え方も多いようだ。

また、押しが強くて明るくてぐいぐいと引っ張っていくタイプがリーダーのイメージだったけれど、最近では、物静かでいろんなことを調整しながら人々を動かしていくタイプのリーダーも増えてきているようだ。

高校生達を見ていると、周囲の人達に「彼、彼女はリーダーだ」として扱われている人は、徐々にリーダーとして育っていくように思う。周囲からのリーダーとしての期待を背負うことで、リーダーになる。自分はリーダーなんだ、と自覚することでリーダーになっていく。

だから、「この子はリーダーの資質がない」とか「リーダーとしては少し弱い」と感じる若い人がいても、周囲がリーダーとして大きな期待を寄せ、リーダーとして扱っていれば、少しずつリーダーの自覚が生まれ、資質を身に付けて、本当のリーダーになっていくこともあると思う。

リーダーがいない、リーダーが必要だ、あるいは、この人にリーダーになってほしい、と感じているなら、周囲がリーダーを育てていくのも一つの方法だろう。

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