ストーブとビーサン
11月も半ばを過ぎて、「ストーブを出しました」などと日本の友達がフェイスブックで書いているのを見かけるようになった。
地球の赤道面が公転面に対して23度くらい傾いているので、北半球と南半球では季節が逆になって、今ニュージーランドは夏に向かっているけれど、日本は冬に向かっている、などと科学的に説明をされれば、なんとなく「そーなんだ」ということになる。でも、いつも思うのだけれど、半そで短パンで過ごしているニュージーランドにいると、ストーブを出しました、と言っている日本の季節を実感することは難しい。逆もまた然りで、ストーブにあたりながら、半そで短パンでビーチサンダルで歩いているニュージーランドを実感することも難しいだろう。
頭ではなんとなく理解できることでも、実感として感じるところまで進むことはできない。だから、季節に限らず、実感して初めてわかる、という部分もたくさんあるのだろうし、頭で理解しているように思っていても、実はわかったように思っているだけ、などということも多いのだろうと思う。
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