休校だけれど休講ではない

新型コロナウイルスの影響で、ニュージーランドの学校は、現在一部の児童生徒を除き基本的に休校だ。高校に登校しているのは、20人から50人程度だということだ。

他のほとんどの児童や生徒は、Google Classroom やZoomなどを使ってオンラインで授業を行っている。留学生に聞いてみると、ほぼ予定通り各教科の授業は進んでいるようだ。

ニュージーランドの学校は現在、「休校」しているけれど「休講」していない、と言える。

これで、児童や生徒が学校に実際に登校しなくても、ある程度は授業が予定通りに進むことがニュージーランド全体でわかった。「休校」と「休講」はイコールではないことがわかったのだ。

これは、ニュージーランドの教育にとって、非常に大きなことだと思う。今までは、公教育を受けようと思えば、児童や生徒は必ず学校に登校して、教室の中で先生から授業を受けることが求められてきた。それが今回、必ずしも学校に登校しなくても公教育が受けられることがわかったのだ。

ニュージーランドのアラートレベルがレベル2になれば、学校が再開されて、すべての児童生徒が学校に行って授業を受けることが求められる。けれど、体調が悪かったり、何らかの理由で学校に行けない人は、オンラインで授業を受けるという選択肢も残されるかもしれない。

これが進んでいけば、たとえば、何らかの理由で登校できない人が、オンラインで授業を受けることができる認められるようになるかもしれない。またたとえば、週に4日間は全員が登校し金曜日はオンライン授業、ということもできるかもしれない。あるいは、春休みなどのスクールホリデー期間中でも、オンラインで家で勉強ができるかもしれない。またニュージーランド国外にいる人が、オンラインでニュージーランドの公教育にアクセスできることも考えられる。

今回は、意図せず「休校」と「休講」が完全に切り分けられることを、ニュージーランド全体で体験した。そしてこれをもとにして、これからのニュージーランドの公教育の在り方や授業の進め方が、大きく見直されていくかもしれない。

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