子どもから大人へ
弊社では、長期の中学高校留学生も多い。
年々留学スタート時の年齢も下がってきているし、小学生の親御さんから長期の中学高校留学についてお問い合わせをいただくことも増えてきた。
実際にいろんな年齢の留学生を見ていて思うのは、やはり12歳と18歳では大きく違う。
18歳に比べると12歳、13歳はまだまだ子どもだ。見た目も子どもだし、言動や行動も子どもだ。
12歳や13歳で留学を始めた人達は、まだ自分のことを子どもだと思っている人が多い。当然だろう。まだ日本では小学生だったり中学1年生だったりする。日本の社会では子どもとして扱われるし、小学生なら電車やバスも子ども運賃だ。
自分のことを子どもと思っている留学生達でも、留学生活のなかでどんどん成長していく。まさに子どもから大人になっていくのだけれど、急に大人っぽくなる瞬間があって、それはおそらく自分のことをもう子どもだと思わなくなった瞬間なのだと思う。
そしてだんだんと周囲の大人達に、もう子どもではないと認められ、大人として扱われている間に、さらに大人っぽくなり、実際に言動も行動も大人になっていく。
その後、自分も周囲も、もう大人だ、と認めるようになった時には、十代の留学生でも大人に対するリスペクトを持つようになるし、周囲の大人からリスペクトされることも期待する。
自分で自分のことをまだ子どもだと思い、周囲からも子どもとして扱われることを望んでいる間はまだ子どもで、まずは自分から「もう子どもではない」と思い、その後周囲の大人達から大人として扱われ、そのうちに本当に大人になってくる。
そして、大人として他の人をリスペクトすることを学び、それが実践できるようになる。
周囲の大人達も、彼らのことをもう大人だ、とリスペクトするタイミングが必要なのだ。
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