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小学生の頃、日本で、月の満ち欠けについて習った。

向かって右上が明るい月を見たとき、それはこれから満月になっていくのか、新月になっていくのか、その見分け方と憶え方を説明してくれた先生がいた。

「向かって右上が明るい月は、よく見ると、
ひらがなの『う』に似ているだろう。だからこの月は『うまれてくる』月で、これから満月になっていく。それに対して、左下が明るい月は、ひらがなの『し』に似ているだろう。だからこの月は『しんでいく』月で、これから新月になっていく。」

小学生の私には、非常にわかりやすい説明だった。たまに月を見て、「あ、これから満月になっていくんだな、とか、そろそろ新月だ」とか考えていた。

ニュージーランドで暮らすようになって、月の満ち欠けが日本と逆であることに気がついた。『う』の月はこれから新月になっていく月で、『し』の月は、これから満月になっていく。理屈で考えると理解できるのだろうけれど、なんか不思議だ。

ニュージーランドの新学年も始まり、日本の春休みも近づいてきて、おかげさまで忙しい日々を送っている。こういう忙しい時こそ、たまには空を見上げて、月をゆっくり眺めてみるのもいいかもしれない。空を見上げた瞬間、現実の世界からほんの少しだけ遠ざかったような気がして、ニュージーランドのロトルアではなく、実は、自分は宇宙の中で生きている、ということを改めて感じるられるように思う。