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語学留学やワーホリの留学カウンセリングで比較的多い質問の一つに、

「その学校の日本人学生の割合は何%ですか」

というのがある。

語学学校に日本人学生がたくさんいるよりも、他の国からの学生達と英語で話をしながら過ごすのがいい、と考える人も多い。もし私が語学留学するのなら、日本人がどのくらいいるのか、は気になると思う。なぜなら、
日本人が多いと、ついつい日本語で話をしてしまい、語学習得にマイナスになるかもしれないし、せっかく日本を離れて海外で生活しているので、日本では出会えない人とたくさん出会いたい、と思うからだ。

このサイトの「学校ニュース」にも、語学学校の国籍別在籍率などをたまに掲載している。学校選びの一つの参考にしてもらいたいと思っているからだ。

学校側も、学生が自国の学生の割合に興味を持っていることを理解しているので、定期的に国籍別在籍学生率を連絡してくれる学校も多い。ジオスオークランドランゲージセンター、ジオスクライストチャーチランゲージセンター、ニューホライズン カレッジオブイングリッシュ、ベイオブプレンティ イングリッシュランゲージスクール、ABC カレッジオブイングリッシュなどは、キックオフNZ 宛に情報を送ってくれる。

では、国籍別在籍学生率の情報をあまり提供していない語学学校は、それを重要視していないのだろうか。

例えば、ロトルアにある、ロトルアイングリッシュランゲージアカデミー(RELA)は、年間を通して一つの国籍の学生が30%を超えないようにしているし、ある国籍の学生が多く留学する時期があると、事前に情報をくれることもある。例えば、「今度の7月は日本と韓国からの学生が多いですよ。」など、わかった時点で連絡をくれる。しかし、定期的に積極的に国籍別在籍学生率の情報を送ってくることはない。それは、RELAが国籍別在籍学生率を重要視していないのではない。

理由の一つは、何ヵ月後かの申込み自体が不確定であること。例えば、今年の7月の今のところの国籍別在籍学生率は、日本人が10%だということがわかっていても、実際に7月にならないと確実な数字がわからない。半年前の国籍別在籍学生率を聞いて、日本人が少ないからと思って、日本人留学生が10人申し込んでくれば、全校生徒100名の学校では10%増加する。日本人率が高いと思っていても、他の国からの学生がその後多く申し込めば、比率は下がる。申込みは直前のこともあるし、短期留学生が受講を延長することもある。したがって、問い合わせていただいた方が留学する時の日本人率は、正確な数字がわからない、というのが正直なところだ。定期的に国籍別在籍学生率を連絡してくれる学校も、その数字は過去のものでしかない。

もう一つの理由は、同じ国籍の学生が多い場合でも、英語力を伸ばすのに大きな影響はない、と学校が考えているからだ。確かに、日本人が多いとどうしても日本語で日本人と話してしまいがちだし、せっかく海外留学しているのに、日本人とばかり遊ぶことになるかもしれない。しかし、例えば、全校生徒100人の語学学校で日本人が自分を含めて2人しかいない場合、その日本人とは話をしないだろうか。逆に、たった2人だけの日本人であることで、仲良くなって行動をともにすることもあるかもしれない。それでは、2%の日本人率の学校でも、40%の学校でも、日本人とずっと一緒にいるという点では同じになってしまう。つまり、日本人率の多い少ないにかかわらず、日本人同士で話してしまうこともある、ということだ。

多くの語学学校は、「学校内英語オンリー」のルールがあり、日本人同士でも英語で会話している人が多い。そのルールに従えば、日本人が多い学校でも英語を使う機会は減ることはない。当然授業中は英語しか使わないので、学校内では、他にどんな国籍の学生がいるのかで英語力を伸ばすのに大きな影響はない、と学校が考えるのも自然だ。

どうしても日本人同士で話をしてしまう気持ちはよくわかる。言葉が通じるというのは、とても安心できて心地よい。英語を使って話すのはエネルギーが要るし、理解できないことも多い。ただ、英語のスキルを伸ばすための留学であるならば、周りにどんな国籍の人がいようと、英語を使う機会をできるだけ確保する努力はしてみるべきだと思う。英語オンリールールのある学校では、その環境は整っている。後は、自分がどれだけ英語を使うか、だ。

国籍別在籍学生率は全く無視できる数字ではないし、学校選びの条件の一つである。しかし、留学前にあまりその数字に惑わされないで、学校選びの時の条件としては、その優先順位を少しだけ下げてみてもいいのではないか、と思う。