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ニュージーランド移民局のサイトの最新ニュースによると、2008年7月28日より、今までのGeneral work policyに替わって、Essential Skills work policyが施行されるとのことだ。
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7月17日付のニュースで発表されているのだが、11日後の28日から変更される。いつもながら、急に大きな変更が実施される。詳しくは、移民局のサイトで確認していただければと思うが、私がニュースを読む限りで理解できる大きな変更点は、海外からの労働者をリクルートする前に、雇用主は必ずニュージーランドの労働者を雇用できない(ニュージーランドの労働者がいない)ことを証明する必要がある、ということ。更に、給与などを含めたコンディションがニュージーランドのマーケットに見合うものであることを証明しなければならないという2点だ。

そして、技能レベルによって、申請者はhighly skilled workers と lower skilled workers に分けられる。

highly skilled workersは、NZ$55,000以上のサラリーが支給される労働者で、5年間のワークビザ/パーミットを申請することができる。

lower skilled workersは、ANZSCO のskill levels でレベル4か5の職種で、Work and Income という組織にニュージーランド移民局が各アプリケーションに対して、ニュージーランドの失業者で該当する人を雇うことができないかどうかを照会するという。つまり、ワークビザが lower skilled workersのカテゴリーで申請されるたびに、移民局はWork and Income に問い合わせて、どこそこのビジネスでこれこれのポジションを募集しているが、失業者で仕事を探している人で応募可能な人はいないかどうかを一つ一つ確認する、ということだと思う。それによって、申請の審査プロセスが長くなることが予想されるので、雇用者が直接Work and Income に失業者で該当する人がいないかどうかを確認した後でその証明をつけて、労働者がワークビザを申請するという手順が踏まれることが望ましいといわれているようだ。

まだこのポリシー変更は施行されていないし、今日移民局のニュースに掲載されたところなので、実際にどのように運営されて、どのような影響が出るのかはわからない。しかし、ニュージーランドとしては、より多くのhighly skilled workers を求めているということだろうし、本気でワークビザを取得しようと思うのなら、できればhighly skilled workers 枠を目指すのがいいということになるのではないだろうか。以前にもこのブログで書いたが、そうなると、ニュージーランドの資格やニュージーランドでの就労経験、人脈を持っている人が有利になるだろう。

今後、しばらくは、ニュージーランドのポリテクや専門学校、大学で勉強して資格を取って、オープンワークパーミットでの就労経験を積むということが、ニュージーランドに長く暮らす一つの大きな選択肢となってくるのではないだろうか。