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4月11日のこのブログで、私は受験勉強に対してはどちらかと言えば肯定派だ、と書いた。それは、今でもそう思う。でも、受験勉強の弊害も確かにある。それは、受験を突破することを最終目標とするような学校や塾の勉強の弊害ともいえるかもしれない。

問いに対しては必ず正解があると思考してしまう、というのも弊害の一つかもしれない。問いはあるけれどその問いに対する正解はありません、というのは、受験ではありえない。受験ではありえないことは、受験勉強ではおそらく教えてくれない。受験では、問いには必ず正解がある、ということを前提としている。そうでないと、解答を点数化できない。

そして、受験が終わっても、問いには必ず正解がある、という思考からなかなか抜け出せないというのも大きな問題だ。多くの問いには正解があるかも知れない。でも、正解がない問いも世の中にはある。正解がないということがわかっていながら、取り組まなければならない問いもある。そして、どの問いに正解があるのか、どの問いには正解がないのかというところから自分に問わなければならないこともある。

今、いろんな問いに取り組んでいる人もいるだろう。正解がなかなか見つからないと悩んでいる人もいるに違いない。でも、正解なんかないのかも知れないし、正解なんかなくてもいいのかも知れない。そこからもう一度問い直してみるのもいいと思う。