客観的に見る
例えば、パソコンの調子がよくないとか、連絡すると言っていた友人から連絡がないとか、単位を一つ落としそうだとか、勝てると思っていた試合に負けたとか、仕事が期限までに間に合いそうにないとか、そういったことが、ものすごく自分自身を悩ませる。それらのことが寝てもさめても頭からはなれずに、どうしようかと考えているうちに他のことが考えられなくなって、その問題が解決しないと、人生どうにもならないとまで思ってしまうこともある。
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でも、同じ問題がもし友達の身に起こったら、大変だろうけれどきっと問題は解決するだろうし、人生にかかわるようなことでもないし、今悩んでいる気持ちもいつかはなくなるだろう、などと考えることができる。場合によっては、「何でそんなに悩む必要があるの?」とまで思ってしまう。「そんなことくらい、たいしたことないよ。」と言える。それが、自分以外の人の身に起こっているのなら。
自分の身に起こっていることで、ものすごく悩んでいるのは自分だけだ。そして、時には、その悩みの中身は、自分が思っているほど大きなものでないことが多い。それは、人が悩んでいるのを見ているとわかる。人生をも変えてしまうかもしれない、と思っていることが、実はそれほど大きな問題ではなかったり、解決策もたくさんあったり、時間が経てば悩まなくなったりする。
悩むと、とたんに周りが暗くなる。自分自身を含めて周囲の状況を客観的に見られなくなる。目隠しをされてどこかに連れてこられたような気分になる。でも、意外と自分の家からそんなに遠くに離れたところにいることはない。明るくなれば、周りはよく知っている場所だったり、家まで歩いて帰れる距離だったりする。自分がどこにいるのかがわからないということが、余計に不安を呼んでくるだけだ。今自分はどこにいるのか。周りの状況も含めて客観的に見ることができれば、悩みも少しは薄くなるだろうと思う。
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