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先日、日本のラグビートップリーグのチームの一つであるヤマハ発動機ジュビロが、2010年4月以降は、「正規社員選手によるチーム編成をもって臨むことを決定しました」と発表した。つまり、プロ契約選手はチームから外れるということだ。

ヤマハ発動機の発表にもあるように「昨年来の厳しい経営環境を踏まえ」ということなので、理由は会社全体の費用の削減にあるのは間違いない。会社としては苦渋の決断だったと思うが、ヤマハラグビーのファン、日本ラグビーのファン、あるいは、日本の企業スポーツを応援している人達にとっては、とても残念なニュースだ。

ヤマハ発動機ジュビロの選手やスタッフの多くはヤマハ発動機の社員だが、外国人選手をはじめとして日本人選手の中にも、プロ契約を結んでチームでプレーをしている人達もいる。全42選手の中で日本人選手8名はプロ契約の選手だ。

外国人ではヘッドコーチのケビン・シューラー氏も社員ではなくプロとして契約をしている。シューラー氏は今年から日本に行くまではタウランガに住んでいて、ベイオブプレンティスティーマーズのコーチをしていた方で、私もほんの少しだけだがお話させていただいたこともある。また、元オールブラックスのキャプテンであるルーベン・ソーン選手もプロ契約をしている。日本人では、五郎丸歩選手や山村亮選手はプロ契約だ。これらの選手は、社員契約になるか他のチームに移るなど、来年から何らかの手続きが必要となる。

このニュースは、ニュージーランドでも報道されていたが、トヨタやブリジストンのF1撤退と同様に扱われていた。企業スポーツという概念がないニュージーランドなので、ヤマハ発動機ジュビロのプロ契約廃止をトヨタやブリジストンと同じように受け止めたのだろうが、実際は少し違うように思う。

日本の景気が回復するまでは、さらに企業スポーツにとって残念なニュースも出てくるだろう。でも、2019年には日本でラグビーのワールドカップを開催することがすでに決定している。世界で勝つためには日本代表の強化も必要だ。多くの日本代表選手がトップリーグという企業スポーツのチームに所属する日本ラグビーは、今後どうしていくのか。来年あたり大きなターニングポイントが待っているかもしれない。