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不況だとか、デフレだとか、物が売れないとかいう。でもそんなときにでも、技術の進歩は景気がよかったときと同じくらいに進んでいるように感じる。

例えば、パソコンやテレビ、ビデオカメラなどは、不況で物が売れないといわれているこの数年でも、かなりの進歩がある。パソコンの性能は高くなり、テレビは立体の動画が見られるようになり、ビデオカメラはテープではなく小さなカードにも録画できるようになっている。

逆に言えば、ものが売れないからどんどん新しいもの、付加価値があるものを作って売らなければならないのかもしれない。でも、どんな理由であれ、技術が進歩していることには間違いない。数年前では一般家庭にはどこにもなかったようなものが、今は店頭で売られている。

そして、その技術の進歩の裏には、多くの優秀な人々の知恵と努力がある。毎日毎日、CPUのことや3D映像のこと、あるいは小型軽量化について、ずっと考えて、試行錯誤を繰り返し、完成度の高いものを作ろうとしている人たちがいる。

目の前の様々な新製品を見ながら、そんなことを考える。