今日の一つの小さな行動が、遠くにある夢を実現する糧となる
夢を持ちなさい、という。夢を持ってそれに向かって進んでいる人はそうでない人と比べて何かが違う、ともいう。
私もそう思う。今、ニュージーランドに留学に来ている人たちの中にも、夢をもってそれに向かって進んでいる人たちがたくさんいる。ある留学生は、ニュージーランドでプロのラグビープレーヤーになることが夢だ。またある留学生は、ニュージーランドで高い資格を取った後に永住権を取得することが夢だ。他にも、様々な人たちがそれぞれの夢を持って留学生活を送っている。
留学生活は楽しいことももちろんたくさんあるが、しんどいことも多い。一人でニュージーランドにやってきて、面識のないホームステイファミリーや、それまで会ったことがない知らない人たちと一緒に寮で暮らしたりする。最初は英語でコミュニケションも取れないし、異なる文化でショックも受ける。友達もできず、一人でポツンとたたずんでいることもあるし、どうしようもなくしんどいときもある。それはみんな同じだ。
でも、夢を持って留学に来ている人たちは、そうでない人たちと比べて、しんどいときにその行動が違う。一言で言うと、ぶれない。いくらしんどくても、うまく行かなくても、自分の夢に続く道を見据えて、ぶれずに進んでいく。そして、進んでいくためには、自分の足を使わなければならないこともわかっている。それは、「自分の」夢があるからだ。自分の夢に向かって進んでいくときに、誰かが自分を背負って運んで行ってくれるなどは全く期待していない。しんどくても、一人でも、自分の足で自分の夢に向かって進んでいかなければならないことを、彼らは知っている。
夢を持ってそれに向かって進んでいる人は、結局、今日何をするのか、という部分が他の人と違う。夢という遠くにあるゴールを見つめることで、意外にも、今日目の前にあるものに対する行動が違ってくるのだ。ニュージーランドでプロのラグビープレーヤーになる夢を持っている人は、今日のトレーニングは少しきつくても手を抜かずにやり遂げるだろう。ニュージーランドの永住権取得を目指して専門学校で勉強している人は、今日の課題をきっちりとやるだろうし、今日目にする求人を目を凝らして見るだろう。それが将来の夢の達成につながることを、彼らはよく知っているからだ。
遠くにある夢が目の前の行動を変える。夢を持ちなさい、ということは、今日、目の前にある行動を変えなさい、ということだ。夢を持つことのメリットはたくさんあるが、その最も重要なものの一つは、今日の行動が変わる、ということだ。極端に言えば、今日の行動を変えるために夢を持つのだ。
今日の一つの小さな行動が、遠くにある夢を実現する糧となる。
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