見積もりに時間がかかるのも悪くはない。
ニュージーランドの家庭のお湯は、ホットウォータータンクと呼ばれるタンクに水を入れて、それを電気で沸かして使うものが多い。先日、うちのホットウォータータンクの調子が悪くなり、プラマーと呼ばれる水道やガスの修理、点検、設置をしてくれる人を呼んで見てもらった。
そのプラマーが言うには、ホットウォータータンクごと買い換えるのが最もいい方法だということだ。念のためもう一つのプラマーの会社に来てもらったが、同じような回答だった。そこで、複数のプラマーに見積もりをお願いした。一社はすぐに電話でおおよその見積もり金額を伝えてきた。もう一社は2日ほどして見積もりを連絡してきた。そしてもう一つのプラマーは、週明けの月曜日に連絡するよ、と言ったまま火曜日になっても連絡がなかった。電話をすると、金曜日に急に人が辞めて人手が足りなくて、まだ見積もりができていない。必ずやるのでしばらく待ってほしい、と言う。
日本ではあまりないのかもしれないが、こういうことはニュージーランドでは当たり前の出来事だ。何もかもがスムーズに進まない。何度も確認し、こちらから連絡し、せっついて初めて何らかの回答がもらえる。しかも、もらった回答に不備があることも多い。それを一つ一つこちらが動かしていく。もうそういうことにも慣れたし、予想の範囲内だ。
ホットウォータータンクの調子が悪いので、シャワーもいつものように浴びることができないが、ここはロトルア。街には温泉がある。ここ何日かは、家族で夜に温泉に行くことが習慣になってきている。それもなかなかいい。
見積もりに時間がかかるのも悪くはない。
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