家電

パソコンを使って仕事をしている方も多いと思う。また、家でパソコンを使ってDVDを焼いたりビデオを編集したりしている方もいるだろう。そしてパソコンを使っている方のほとんどは、基本システムであるオペレーションシステム(OS)とインターネットを見るブラウザのソフトは使っているだろうと思う。

ウインドウズであれば、OSのXPが出てから現在までさらに2つのバージョンのOSが発売されているようだが、多くの人は、XPで全く問題なく動いているパソコンのOSのバージョンをアップすることを、とても面倒に感じていると思う。問題なく動き、使い方に慣れているソフトをわざわざ変更する必要はない、と感じているだろう。ブラウザも同じだ。例えば、Firefox というブラウザがあるが、最近4つ目のバージョンが出たという。今までと使い方も大きく変わったようだが、バージョンアップして利用者に何のメリットがあるのか、よくわからない。でも、安全性に問題がある、と言われれば仕方なくバージョンアップしてみようと思う。

テレビやラジオ、冷蔵庫やエアコンなどの電化製品とパソコンの決定的な違いは、ここにあると思う。使い始めてやっと慣れてきたと思ったら、内容を大きく変更する必要に迫られる。少なくともテレビやラジオや冷蔵庫、そしてエアコンなどは、一度買えば動かなくなるまでバージョンアップは必要ない。

コンピュータが一般家庭に普及して、誰もがインターネットに接続できる時代が来たと言われる。しかし、この、バージョンアップに伴う利用者の負担がなくならない限り、パソコンがテレビやラジオや冷蔵庫やエアコンなどと同じような位置を、家庭内で占めるようになることは難しいのではないか、と思う。

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