ニュージーランド電気とガスの考察

先日うちのホットウォータータンクが故障してお湯が使えなくなったことを、このブログでも書いたと思う。ニュージーランドの多くの家庭は、ホットウォータータンクにためた水を電気で沸かして、シャワーやキッチンで使っている。古い家では150リットル程度のタンクだが、最近は200リットルから250リットル程度のタンクが主流になっているそうだ。

ホットウォータータンクのお湯は、当然のことだが使い切ってしまうと無くなってしまう。タンクの中の水がお湯の温度になるまでは水しか出てこない。だからタンクの容量が少ない家庭や、家族が多い家庭にステイしている留学生などは、シャワーは10分以内に浴びてください、などと言われることもある。一人でお湯を使うと他の人が使う分がなくなってしまうからだ。また、200リットルものお水をお湯にするには、かなりの電気を使うので、お湯を使えば使うほど電気代がかかる、という理由もある。

うちの故障したホットウォータータンクは160リットルだったので、家族3人がシャワーを浴びるとお湯がなくなることもたまにあった。だから、タンクを新しく買うにしても、大型のタンクを買う必要があった。でもタンクを大きくすればするほどタンクの価格も上がるし、ランニングコスト、つまり電気代もかかるようになる。

家庭でお湯を使うもう一つの方法はガスだ。日本ではガスが主流だと思うが、ニュージーランドでもガスを家に引いて、お湯や暖房やキッチンに使っている家庭も増えてきた。だからうちもホットウォータータンクが壊れて買い換える必要があったので、ガスにするという選択肢も考えた。

考えるべきことはいろいろあったが、一番の問題はコストだ。しかも導入コストとランニングコストの両方を考える必要があった。

そして、電気やガスのランニングコストを考えるとき、ニュージーランドでは複数の会社から選ぶことができる。つまり、電力会社とガス会社がロトルアでも複数あり、その中から一番いい会社から電気やガスを買うことができる。もちろん電気とガスを同じ会社にすることもできるし、別の会社にすることもできる。

そんなときに便利なのが、どの会社を使えば特になるのか計算してくれるサイトだ。そのサイトでは、住んでいる地域をまず選択する。そして、家族の人数、週末や昼間にうちに誰かいるかどうか、現在のお湯、暖房、キッチンは電気を使っているかガスを使っているか、などの質問に答える。そして、今使っている電気やガス会社、そのプラン、月々の利用容量などを入力して送信をクリックすれば、電気はどの会社、ガスはどの会社を使えば最も費用的に特なのか、1番から順番にその組み合わせを提示してくれる。すごく便利だ。

結局いろいろと考えてうちは、ガスのお湯にした。ランニングコストも電気よりも安いし、なくなる心配をしなくてもいいというのがいい。また、娘がだんだん大きくなるのでお湯をさらに使うようになるだろうというのもあった。

今まではあまり電気やガスについて真剣に考えなかったが、タンクが壊れたことを機会にいろいろと調べてみて面白かった。日本と違い、複数の電力会社やガス会社から、自分にあったところを選べるのもいいし、それがオンラインで簡単に比べられるのもとてもいい。

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