今日やることをいつやるか
何かやるべきことがあれば、それは今日やるのがいい。やるべきことを一度先延ばしにしてしまうと、それは永遠にできないことも多い。仕事でも、プライベートでも、やろうと思っていることは、今日、今、やるべきだ。
でも、それはよくわかっているのだけれど、なかなかできない。
私は学生の頃、夏休みの宿題は8月25日以前にはやったことがないほど、無計画な生活をしていた。7月25日くらいには、「まだ夏休みが始まってすぐなので、こんな時期から宿題なんて。」と思い、8月3日くらいには、「暑いし、高校野球も観なければならないし、宿題なんてやってられない。」と思い、8月15日くらいには、「まだ2週間ほどあるので何となかる。」と思い、8月23日くらいになってやっと、「やばいかもしれないが、去年も今頃からやって間に合ったので大丈夫。」などと思い、そこから1日か2日は宿題に手を出さない。そして、8月25日くらいになってやっと思い腰を上げる。私の腰は鉛の腰だ。しかも、8月31日の夜になっても宿題が終わらず、「明日は始業式だけだから、持ってくるのを忘れましたと言って逃げ切ろう。」などと考えていた。今から考えると、何とだらしがなく浅はかな学生だったのだろうと思う。
社会人になってからは仕事に優先順位をつけてこなしていくことを覚えたが、時折、重要な仕事を先延ばしにしてしまうこともあった。だから最近は、1日のスケジュールを前日にぎっしりと書き込んで、「やること」ではなくとりあえずは「時間」にそって仕事をしていくことにしている。そうすることによって、重要な仕事に全く手をつけずに先延ばしにする、ということはほとんどなくなったし、仕事が速くなった。
でも三つ子の魂百までということわざもあるように、今日やるべきことを明日に延ばしてしまうこともたまにある。そして明日やろうと思っていたことの半分くらいは、明日になってもできない。そして明日が明後日になり、明々後日になる。
今、日本は学生の皆さんは夏休みだ。40日ほどの休みの間、きちんと毎日宿題を少しずつやっている学生も多いだろう。すごく尊敬する。
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