やっぱり暇でいいのだ

弊社ウエブサイトのトップページの右上に、「ダイレクターブログ人気記事」のタイトルを5つ掲載しているけれど、このトップ5に長い間入っている記事の一つに、2012年7月12日に書いた「暇でいいのだ」がある。

人気記事トップ5に出ているからさらにご覧頂く方が増える、ということもあるかもしれないけれど、「留学 暇」などのワードで検索をしてくる方も意外と多い。

やはり、留学生活は、思った以上にみんな暇なのだろう。

留学に来る前は、どんなところかも、どんな生活かもわからず、わくわくドキドキしているので、まさか暇で仕方が無い時間がたくさんある、などとは思わないだろう。だからこそ、何もすることがない時間が目の前にあると、「えっ、こんなに暇なのか」と驚き、ショックを受けるのだと思う。

日本の都会で暮らしていた留学生は特に、徒歩で行けるところにコンビニがあり、下校途中でゲームセンターやショッピングセンターに寄ったりする生活を送っていただろうけれど、ニュージーランドに来れば、コンビニどころか近くに店もない生活だ。また、夜に友達と出歩くこともできず、週末もエキサイティングなイベントもなく、一体全体どうやって時間を過ごせばいいのか、途方に暮れるだろう。

でも、「暇でいいのだ」でも書いたけれど、暇でいいのだと思う。そして、誰も自分のために暇な時間を埋めてくれる楽しいイベントを用意してくれることなど無いし、それは自分で探したり、作り出したりしなければならないことに、自分の実感として気付くのが、とてもいい経験だと思う。

そしてその暇な時間に自分は何をするのか。それをじっくりと考える時、自分自身を振り返ったり、留学の目的を考え直したり、現地の学生の様子を見たり、日本とニュージーランドとの違いを感じたりできる。そこからいろんなことを考えて、自分のやることを決めていく。

そんな経験を若いうちに、しかも海外でできるのは、すばらしい。

だから、留学生は暇でいいのだと思う。

キックオフNZのSNS