セルフのオーダーマシン
マクドナルドなどのファーストフード店のカウンターで注文をするのが、昔から苦手だ。
「いらっしゃいませ!」と元気よくニコニコしてこちらを見られると、今までたくさんのお客さんのオーダーを聞いてきて、この人は何度笑顔で「はい!ビッグマックがお一つ!」と言ったのだろう、などとどうでもいいことを考えてしまう。また、コンボを頼んで「お飲み物は何になさいますか?」などと聞かれたとき、「コーラ!」と即答すると、「この人よっぽどコーラが好きなんだ」と思われはしないか、とわけのわからない心配をしてしまう。
そんな少数派の私のような人間に朗報だ。先日マクドナルドに行ったら、無人のタッチパネル式のオーダーマシンが置いてあった。聞けば、昨年から設置されているらしい。
まずパネルをタッチして、イートインかテイクアウェイかを選ぶ。
その後、カウンターで支払うのかカードで支払うのかを選び、メニューの中からビーフ、チキン、フィッシュなど自分の好きなバーガーの種類をタッチ、出てきた細かいメニューからビッグマックなどを選んで、コンボにするか、飲み物は何にするかなどタッチ画面で選んで行く。
かなりわかりやすい。
最後にマシンの下の方に設置してあるエフトポスマシンと呼ばれる機械でカードで支払いを済ませると、オーダー番号が書かれたレシートが出てくる。
しばらく待って、カウンターの上部にある薄型モニターに自分のオーダー番号が表示されれば受け取りに行く。
それで、「いらっしゃいませ!」とも言われず、「コーラ!」とも言わずに、全てのオーダーが完了する。
ニュージーランドでは、数年前からスーパーマーケットでもセルフレジスターが登場し、今ではレジの半分以上がセルフの店もある。先日行ったクライストチャーチのリカトンモールのKマートは、ほぼ全てがセルフのレジだった。
おそらくこれからどんどんセルフのオーダーマシンやレジを目にするようになるだろう。
そして、数年後には、全てがスマホでオーダーや決済ができるようになるかもしれない。
マクドナルドのカウンターで、笑顔で「いらっしゃいませ!」と言われるのも、後何年だろう。
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