高校留学生の大学入試

高校留学生の卒業後の進路についても、私たちは具体的な相談に乗る。

Year 13 までの3年間から5年間の留学後、ニュージーランドの大学やポリテクに進学する学生も最近は増えてきたし、日本の大学を受験する学生も多い。

日本の大学を受験する場合、多くの学生はいわゆる帰国子女入試やAO入試と呼ばれる、一般入試とは異なる試験を受ける。その試験は入学前年の9月から11月に日本で実施される。試験科目も小論文や面接などが中心で、一般入試で課せられる、英語、数学、国語などはない場合が多い。

また、志願票を出すときに、「志望理由書」の提出が求められる大学もある。この「志望理由書」の内容は大学や学部によって様々だけれど、高校生活で得たことと将来の夢などにも関連した内容になることが多いようだ。だから長期の高校留学をした学生は当然、「高校留学」で得たことを、志望理由と関連させて書くことになる。

3年間から5年間の高校留学を経験した学生は、ネイティブ並の英語力、英語での授業経験、親元を離れたホームステイや寮での経験、そして独自に取り組んだスポーツや芸術、勉強やボランティアなどが、日本の学生と全く異なるアピールポイントになる。

特に、英語力と海外での異文化の経験は大きなアピールポイントになるだろう。なぜなら、日本で高校生活を過ごした学生には、絶対にできないことだからだ。そして、これからの日本の状況を考えると、若いうちに海外でいろんな経験を積み、さらに英語でのコミュニケーションに問題がないことは、大学入試だけではなく、社会人になってからも大きなアドバンテージになる。

ニュージーランドのポリテクや大学も、日本の大学も、そろそろ出願が始まる。Year 13 の学生達は、今その準備で忙しい。みんな希望する進路に進めるように、我々も応援している。

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