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どうも最近は、食べた分だけ体が大きくなってしまうので、なるべく間食はしないようにしている。それでも体の成長が止まらないので、できるだけ運動をしている。

でも若いときは食べても食べても太らなくて、ニュージーランドの友達にはスキニーだ、とずっと言われていた。そんな時期は、食事や間食、アルコールのことなどはほとんど気にせずに、食べたいときに食べて、飲みたいときに好きなものを好きなだけ飲んでいた。すごく楽だった。

大学生の頃に下宿を始めたとき、食事は完全に自炊にして、お菓子は絶対に食べないと決めていたことがあった。無理をして決めていたのではなく、お金がなかったのでしょうがなく自炊して、無駄な出費を抑えていたということもある。

最初の1ヶ月ほどは何とかうまくいっていた。学校の帰りに駅前のスーパーに寄ってメモを見ながら必要な食材を買ってきて、下宿の小さなキッチンで料理をしていた。最初は量が全くわからなくて、なべ一杯に作った煮物をなぜか一人で一晩で食べて動けなくなったこともあった。今思えば、なぜ一気になべ一つ分の料理を一人で食べたのか全く理解できないし、食費の節約にも全くなっていない。

しばらくすると、一人暮らしのしんどさや大学の勉強の量の多さに疲れてきた。いつもより早く寝たり、休日下宿でのんびりしたりしても、その精神的な疲れはなかなか取れなかった。ある日、スーパーでポップコーンを買った。下宿を始めてから絶対にお菓子は食べないと決めていたが、なぜかスーパーで目に留まったポップコーンをかごに入れてしまったのだ。

下宿に帰って夕食前に袋を開けてそのポップコーンをほおばると、すごくほっとするのを感じた。お菓子って、お腹がすいたときに食べるものではなくて、気持ちが疲れたときに食べるものなんだ、とそのときに気がついた。野菜や肉が体の栄養になるのなら、お菓子は心の栄養になる。心が疲れていたときに食べたそのポップコーンの味はいまだに忘れられない。

お菓子は心の栄養。そのフレーズを言い訳にして、今日も夕食前にお菓子を食べてしまうのだ。