ニュージーランド現地無料留学エージェント

ニュージーランドでは、今月の11月26日に3年に一度の国政選挙が行われる。先日からテレビで党首討論が盛んに行われており、その様子は全国に生中継され、さらに放送局のウエブサイトで動画をノーカットで何度でも見ることもできる。

ニュージーランドでは選挙前には実によく候補者同士で討論が行われる、というのが私の感想だ。日本にいた頃は、選挙といえば選挙カーでの候補者名の連呼や街頭での単独の演説のイメージが大きかったが、ニュージーランドでは候補者や党首同士の言葉による直接の戦い、のイメージがある。

だから候補者同士の討論を何度も聞いていると、その人、あるいはその党が当選後何をしようとしているのかが、比較的はっきりと見えてくるし、ニュージーランドの経済や政治、社会の現状がどのようになっているのか、各候補者がそれをどう捕らえているのかも知ることができる。そして国政選挙は3年毎に行われるので、選挙前の討論で口にした約束が守られなければ、3年後の選挙でその影響をもろに受けることになる。だから今行われている討論では、過去3年間に与党が何をしてきたのか、ということも問われているのだ。