ニュージーランド現地無料留学エージェント

私はよく失敗する。

10のことをしたら、うまく行くのは2くらいだ。後の8つのことは何かしらうまく行かない。自分ではしっかりと準備して努力もして、時間もエネルギーも使ったにもかかわらず、全く結果が出なかった、ということも当たり前のようにある。逆に、あまり力を入れなかったけれどなんとなくうまく行ったということも、人生の中でほんのたまにあるが、でも、結果を求めて何かをしたときに、完璧に期待通りの結果が得られるのは、せいぜい2割くらいだ。

まあ、私は一般の人達に比べて頭もよくないし、できれば努力もしたくない人間なので2割しかうまく行かないのだろうが、10のことをして9とか10とかうまく行っている人は、世界中でもほとんどいないだろうと思う。

大リーグのトップ打者でも、10回打席に立ってせいぜい3回から4回しか出塁できない。言い換えれば、10回のうち7回ほどは打者としては失敗しているのだ。野球なんて出塁してしかも1周回ってホームに戻ってきて初めて得点できるというルールなのに、打席に立って出塁できなければゲームに勝てない。それにもかかわらず、10回のうち3回程度しか出塁できない選手に、大リーグのチームは何億円と支払っている。つまり、野球の打者の場合はプロフェッショナルな仕事でも、3割の成功率で、言い換えれば10回のうち7回失敗しても、十分なのだ。

また、オールブラックスのダニエル・カーター選手でも、キックがすべて入るわけではない。たまに50メートル以上の難しいキックを入れたりするので、どんなところからでも蹴れば入るという印象があるが、キックの成功率は100%では決してない。天才と言われるカーター選手でも、何故それをはずすのか、という簡単そうなキックをはずすこともある。

だから、失敗は許される、のだ。もっと言えば、失敗は日常の中にごろごろと転がっているし、プロでも天才でも、誰でも失敗をするのだ。

大切なのはやはり、失敗をした後、だろう。7打席連続三振している打者は、精神的にもとてもつらいだろうし、自信も失いつつあるだろう。でも、後の3打席で連続ヒットを飛ばせば打率は3割だ。しかも自分のヒットで走者がホームに戻れば得点につながる。ラグビーで、2点差で負けている試合の後半70分でのペナルティーキックを失敗したら、精神的にかなり追い詰められるだろう。でも、残り5分で自分で真ん中にトライを決めれば決勝点になる。

失敗は誰でもする。それを元にどう進んでいくのか。そこに照準を合わせて、考えて、判断して、そして実行する。その道を見つけるために失敗があるのだと思う。